P71. 園長から保護者へのスピーチ

「力を合わせての達成感!」

 今は寒い冬ですが、今年ももうすぐ春がきますね。去年の春、4月のことを思い起こせば、この子どもたちはとても幼い表情をしていました
 年少さんは初めての集団生活で迷子の子犬のような不安な顔をしていました。年中さんはクラスの人数が増え、知らない子がたくさん周りにいるし大好きな先生も違うクラスの先生になって、やはり迷子のような顔をしていました。年長さんというば、せっかく親しくつき合ってきた友達とバラバラになり、また初めから友達の関係をつくっていかないといけないという気持ちの負担があって、やはり迷子の子熊のような顔をしていました。しかし、それから夏・秋・冬と季節が移り、子どもたちは体も大きくなり、心も強くたくましく育ってきました。
 今日は身も心も見違えるように成長した、そんな子どもたちのようすをゆっくりご覧いただきたいと思います。子どもたちは毎日毎日「おうちの人に見てもらうんだ」とはりきって練習してきました。その中で自分の役割を一生懸命がんばっていけば、周りのお友達みんなも気持ちよくできるんだということを感じてくれたと思います。
 例えば合奏のときはいろいろな楽器が出てきます。大太鼓は大きな音が出るし、トライアングルや鈴は小さなかわいい音色です。こんなふうにいろんな楽器が違う音を響かせて、ひとつの音楽を作っていきますね。ひとりひとりが楽しんで力強い音やきれいな音を一生懸命鳴らしたら、すばらしい演奏になります。
 でも、楽器の数は少ししかないのでクラスによっては最後はジャンケンで決めたところもあるようです。自分がやりたかった楽器ができなくて悔し涙を流した子もいるようです。
でも、そんな友達も「どんな楽器も大切だ」ということがだんだんわかってきて先生の指揮を見る目が輝いてきました。3学期が始まってから毎日ずっと練習してきましたよね。最後のリハーサルのときに「本番の日は、今までで1番かっこいいところを見てもらおうね」と約束しました。
 どうかお楽しみにご覧下さい。