5月17日(金) ゆり組クラス日誌・西川
今日は、春の遠足で飛火野に行きました。バスに乗ってみんなで遠くまで行くのは初めての事だったので、朝からドキドキでした。子どもたちも、大きな観光バスに乗るのは初めての事なのでバスを見るなり「大きいな〜」とワクワクした様子でした。行きのバスではすずらんぐみの長谷川先生の楽しいバスレクでとても盛り上がったので、あっという間に奈良に着きました。春日大社の駐車場から飛火野までの道中「いち・にーいち・にー」と掛け声を言い出す子がいたり、私が思わず口ずさんだ「さんぽ」のうたを歌ったりして歩きました。鹿がいると「おーい!」と手を振ったり、鹿のつののような木を見つけたり楽しかったです。飛火野に到着し記念写真を撮り、広い野原に飛び出しました。ゆりぐみの子どもたちが知らない秘密の場所に行くには、川を自分の力で飛び越えなければなりません。第一関門は子どもたちにはへっちゃらだったようで、怖がらず川を飛び越えてくれました。それから広い野原でよ〜いドン!をして走ったり木の実をしたりして、やっとのことで秘密の場所へ到着しました。そこには穴の空いた木があり、その向こうには、少し広い幅の川が流れていました。子どもたちは木を見るなり「早く行きたい〜!」という気持ちが抑えきれず、すごい勢いで木の穴をくぐったり、木登りをしたりしていました。まるでおさるさんのようでした。そして、木の向こうの川を子どもたちの力に任せて渡ると、そこには自然のすべり台があったり、木のブランコがあったりしました。ハヤピーの「もう、どんどん好きに前に行っておいで―!」の声でみんなは野生児のように自然に溶け込んで遊んでいました。大きな川を見て「また川かぁ〜」とつぶやきながらも自分で考えて川を渡っていました。川に落ちない様に渡る方法も子どもたち自ら考えたり、自分なりのやり方を習得したりしていました。その姿を見て大人が教えたり、危ないからと言って止めたりしなくても、子どもたちの力でなんでもやり遂げることができるのだなぁと思いました。子どもたちが一番楽しみにしていたお弁当とおやつを食べて、帰るまで散歩を楽しみました。帰りのバスでは疲れ切ったようで、みんな静かになっていました。普段歩かない距離を頑張って弱音も吐かず、歩いた子どもたちのパワーはすごいと思いました。幼稚園に到着した時の子どもたちは行く前より一回り大きく強くなったように見えました。そしてお母さんたちに「今日楽しかった」と遠足でとってきたまつぼっくりを嬉しそうに見せていました。その姿が何とも可愛らしかったです。全員が無事に帰って来れて良かったです。お手伝い下さった母の会の皆様、クラス委員の皆様、付き添って下さった先生、バスの平野さん本江さん、ありがとうございました。